説明

六代楽吉左衛門(左入)造 黒平茶碗 九代(了入)識 十五代(直入)識
▼商品説明
五代宗入の婿養子に入り六代吉左衛門を襲名した、左入による希少な逸品。
左入は、楽焼の古作の名碗に学び、光悦や瀬戸黒なども模作し、そこから独自の作域・釉調を得ています。
黒の艶やかな美しさがいつまでも飽きることのない素晴らしい仕上がりです。
★商品は六代楽吉左衛門(左入)造、九代(了入)識、十五代(直入)識の作品である事を保証致します。
▼作家情報
【六代楽吉左衛門(左入)】1685 ( 貞亨2 )から 1739 ( 元文4 )
師、5代楽吉左衛門(宗入)、如心斎宗左 大和屋嘉兵衛の次男 5代宗入の婿養子として楽家を継承、襲名した。長次郎・ノンコウなど歴代先人の写しのほか本阿弥光悦の茶陶を研究し独自の釉薬「左入釉」完成の糧とした。また、如心斎宗左に茶を学び、茶人や俳人としても名を残す。
【九代楽吉左衛門 (了入)】1756 (宝暦6)から1834(天保5)号:了入、翫土軒。
京都の人 師、7代楽吉左衛門(長入)7代長入の次男、8代得入の弟兄が25歳の頃、隠居したため15歳の頃に家督を襲名。了々斎宗左より了の一字を贈られ了入と号した。1819年には了入の次男(のちの旦入)と共に紀州徳川家御庭焼に従事。作風は手捏ね技法における箆(へら)削りの技術に優れ、以降の楽歴代吉左衛門に多大な影響を与え楽家中興の祖とされる。
【十五代楽吉左衛門(直入)】1949 ( 昭和24 )~ ( 現在 )
1981年15代吉左衛門を襲名。73年に東京芸大を卒業後は、二年間イタリアに留学、帰国後より作陶を開始。 父の指導やまた京都市立工業試験所にて釉薬の研究に励み、80年の父14代吉左衛門(覚入)の死去に伴い翌81年に15代を襲名。以降、個展、各種展覧会にも積極的に出品し87年に日本陶磁協会賞、90年に京都府文化奨励賞、93年に第6回MOA展岡田茂吉賞などの 受賞を受ける。父よりもさらに近代感覚溢れる斬新な作風で造形力、釉薬の変化による色彩発色感覚に優れ伝統の茶陶を現代に生かす。
▼商品サイズ
高さ5.6cm/幅14.5cm
※最大幅。若干大きさに誤差はありますので、ご了承下さい。
▼商品の状態
・口縁から外側にかけて極薄い4本のニュウあり
・全体的に使用感ございます。
▼付属品
九代(了入)識箱/十五代(直入)識箱/外箱
▼発送サイズ
100サイズ