説明
十三代楽吉左衛門(惺入)造『即中斎書付』黒茶碗 銘:老松 十四代(覚入)識
▼商品説明
第一次、第二次世界大戦と相次いだ混乱と苦難の時代の中に、楽焼の伝統を守り、自らの表現を打ち出した十三代惺入。
工夫を凝らした絶妙な黒釉の釉掛けは、抜けるように現れる青みを帯びた透明釉との見事な調和を見せ、
胴部にぐるりと走る箆削りの豊かな動きも美しく映える、感性あふれる良い景色が楽しめます。
独特の侘びた風情の中にも瀟洒軽妙な趣が感じられる他にない逸品です!
★商品は十三代楽吉左衛門(惺入)造、即中斎書付、十四代(覚入)識の作品である事を保証致します。
▼作家情報
【十三代楽吉左衛門(惺入)】1887 ( 明治20 )から1944 ( 昭和19 )
師、12代楽吉左衛門(弘入)、12代弘入の長男1919年家督を継承、吉左衛門を襲名。作風は独自に各地の鉱石を研究し釉薬に生かせないかと研究、鉱石釉黒茶碗などを制作、楽茶碗のほかにも織部、志野、備前など各地の陶磁も積極的に制作している。また箆(へら)技術においても個性的な表現が多く全体的に見ると大胆な力強い作品を多く残している。没後、惺斎宗左より号:惺入を賜る。
【十四代楽吉左衛門(覚入)】
京都の人(京都府出身) 東京美術学校(彫刻科)卒。師、13代楽吉左衛門(惺入)、13代惺入の長男京都伝統工芸家協会役員1945年14代楽吉左衛門を襲名。東京美術学校で近代的な造形を学び、また独自に緑釉、赤砂釉、幕釉、白釉などを研究し伝統を継承しながらも今までの歴代吉左衛門にはなかった色彩やデザインを強調するような作品を展開。没後十六代覚々斎宗左より覚入と号される。
【13世 千 宗左(即中斎)・表千家13世家元 無盡宗左(無尽宗左)】
12世敬翁宗左の二男であったが長男が早死であった為、1937年に家元を襲名。その後、42年に同門会(後75年に社団法人表千家同門会)を発足させ機関紙を発行するなど現代茶の湯の発展に尽力、70年には日本全国に支部を持つようになり、また海外においてもハワイ、ロスアンゼルス、サンフランシスコを拠点に普及活動を進める。
▼商品サイズ
高さ7.8cm/幅11.9cm
※最大幅。若干大きさに誤差はありますので、ご了承下さい。
▼商品の状態
ごく薄いサメあり。
▼付属品
十四代(覚入)識箱/即中斎書付
▼発送サイズ
60サイズ